『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』(2014)

公開日の6月21日土曜日梅田のTOHOシネマズ梅田シアター2の19:15開始の回で見ました。
残念ながらガラガラでした。TOHOシネマズ梅田で2番目に大きな劇場で475席(スクリーンサイズ5.7×13.3m)もあると空席が目立つと正直つらい。

別の映画での予告編で芦田愛菜の関西弁がなかなか上手いなと思って調べてみると西宮出身でした。上手いの当たり前ですね。ネイティヴやったんや。
ということもあってか、映画は思いの外よかったんです。
正直、ほとんど期待していなかったんだけど、いい映画でした。
ストーリーよりも彼女が演じるこっこ(渦原琴子)のキャラクターがとてもいい。
芦田愛菜の(今風に言うとすれば)巧過ぎる演技がわざとらしく見えるんじゃないかと予想していましたが、この頃の小学生ってそもそもわざとらしい。なのでむしろリアルでした。
タイトルの円卓は映画では説明がなかったんだけど、西加奈子の原作によると、「駅前の潰れた中華料理店『大陸』から譲り受けた」(Wikidepiaによる)らしいけれど、現実的には多分、部屋に入らないんじゃないかなと思う大きさです。

阪急電鉄沿線を歩くシーンや団地の風景から千里あたりかなと思って見ていると映画の真ん中らへんに太陽の塔の背中が見えるシーンが出てきたので、恐らく阪急千里線の北千里駅近郊と言う設定だろうと思います。
そういうロケーションだったり関西弁がこの映画の最大の魅力となっています。