『ザ・イースト』(2013)

かつてM字開脚で話題になったインリンといえば「エロテロリスト」ですが、この映画はエコテロリスト集団を題材にしています。

タイトルがなぜ「ザ・イースト」なんでしょう。「ジ・イースト」と発音することは中学校一年生以上なら誰でも知っていることです。人を莫迦にするのも大概にせいやと言いたくなりますね。このタイトルがエコテロリスト集団の名称です。

エコテロリスト、すなわち環境テロリスト集団とは、環境汚染や健康被害をもたらす大企業の幹部に報復を行なう集団です。
たとえば、海を石油で汚染させた企業のCEO宅を石油まみれにする、という手法をとるわけです。

やられたらやり返す!と半沢直樹よりも文字通りされたことと同じことをその人に与える集団なのです。
物語はそんなエコテロリスト集団に潜入捜査を行なう任務を受けたサラが、その任務と倫理観の狭間に揺れ動く様子を描いています。
正義とはなにかを考えるのがテーマと言えます。

主演のサラを演じる女優がとても端正な美形だなと調べてみると、ブリット・マーリングという人で本作ではなんと脚本・製作もこなす才女ではないですか。すごいなあ。
そんな彼女の才能を認めたのがリドリー・スコットと亡き弟トニー・スコットの兄弟で、したがってスコット・フリーが製作しています。
エンドロールの後に、例のスコット・フリーの動画が流れる作品なのです。
と思うとリドリー・スコット・ファンであるぼくには映像と音楽の雰囲気がとてもスコット・フリーっぽく見えました。

出演陣は、イーストの主要メンバーのひとりを演じるエレン・ペイジとサラの上司役のパトリシア・クラークソン以外はぼくは知らない人たちでした。それも合わせて非常に重いテーマでありながら新鮮な映画としてみることができました。

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