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『パシフィック・リム』(2013)


昨日の夜、梅田ブルク7のレイトショーで『パシフィック・リム』の日本語吹替版を見ました。今回で2回目で、前回は字幕版でした。
これほど熱中した映画は久しぶりです。
小学生の時毎日遊んでいたころの気持ちを思い出します。

そうそう、こういうのに。

パイルダーオン、なのです。
こどもはメカに乗り込む時に工程が複雑なものが好きなのです。
マジンガー(映画ではイエーガーという)に乗る前に、まずはコスプレから入ります。
一回着たらなかなかトイレに行けそうにないような無駄に複雑な制服を着て、その上からなんかメカっぽいものを装着します。
今考えたらめんどくさい。
で、カプセルみたいなのに乗り込んで、パイルダーオンです。
直接マジンガーに乗ればええやん。
もっというと乗らずにリモコンで操作やろ、と大人なら考えてしまうのです。
でも、こどもは乗り込んで操縦することにかっこよさを見出し、複雑な操作が必要な巨大ロボを操縦するのが好きなのです。
また、技をかける時に口に出して攻撃するという現実ではありえない設定が好きです。
ライダーキック!と叫んで技をかけたいのです。
でも、現実ではそんなアホなことはしません。
そこでこの映画では音声認識によって技をかけるという設定を発明し、見事に「ロケットパンチ!」と叫んでくれます。

このロケットパンチにはエピソードがあります。
字幕ではエルボーロケットなのですが、吹き替えにあたり、日本の声優陣が、「ここはロケットパンチやろ!」ということになったそうです。

そういうこともあり吹替版の方が断然よかったです。
特にガンダムとかにはまっていた人には素晴らしいキャスティングらしいです。
残念ながらぼくはガンダムに全く触れずに大人になってしまったのでよくわからないのですが。

映画のクオリティも最高レベルです。やっぱり製作費180億円は違いますね。
まず、このタイトル「パシフィック・リム」とは別の言い方をするとTPPになります。
環太平洋パートナーシップなのです。太平洋の海溝から出現した「怪獣」を倒すために結成されたという設定です。
TPP加入国が「怪獣」と闘うというストーリーです。
映画でも本当に「カイジュウ(KAIJU)」と呼んでいます。
マジンガーは残念ながらマジンガーではなくドイツ語でイエーガーと言いますが、多分マジンガーの響きを意識しているんじゃないかと邪推します。
そういうイエーガーは環太平洋のアメリカ製、日本製、ロシア製、香港製などいろんなものが造られているという設定になっています。
このカイジュウもイエーガーもデザインが抜群にかっこいい。
後半に出てくるカイジュウの声はかなりゴジラを意識した音になっていたと思います。

これこそ大画面で堪能するための映画です。

   *

で、梅田ブルク7を出ると、ディアモールがなんだか騒々しい。
大丸梅田店か阪神梅田駅だかに煙が発生して一部通行止めされていたらしい。
怪獣がビルをなぎ倒す映画を見終えた直後だったので妙な臨場感でした。

イラつく映画『ミツコ感覚』(2011)


イラついた。
何度も途中で見るのをやめようとした。
何度も途中で見るのを止めた。
見終わる前にHDDから消去しようとした。

ムカつく。
イラつく。
皮膚から発疹が出そう。

でも、途中から意地でも最後まで見てやると決めた。

がんばった。
がんばって見た。
不味いといいながら青汁を飲み干すように。
ドクターペッパーを一気飲みするように。
肌に合わない謎のクリームを塗り込まれたように。

すべてが台詞に聞こえない妙なリアル感。
出演者ほぼ全員が変な人たち。
病んだ奴ばっかり。

ミツコ感覚